スペインテニス、わしゃ、好かん。

From ㈱リアルスタイル プロデューサーより

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「スペインテニス、わしは好かん!」

というお客さまもいれば

「コレを待っていたんだ!」

という意見が分かれるのも
スペインテニスの特徴です。

「負けてもいいから一発で決めたい。」
というタイプと

「ミスを最小限に減らしてとにかく勝ちたい」
というタイプに分かれます。

これは相性の問題なので
どちらでもいいと思いますが
誤解のないように1つだけお話します。

先日お客様からのお電話で
(※お客様にはシェア承認済みです)

「わしは常にアタックしたい。ジョコビッチのように!」

と仰っていましたが

ジョコビッチは、完全なスペインテニスの
考え方に当てはまります。

彼のリターン力、カウンター力
ミスをしない鉄壁のストロークなど

どれをとっても非常にレベルの高い
「世界最強のディフェンダー」です。

質が高いディフェンスボールなので
攻撃に見えますが、彼なりに最も安全なボールを選んで

ミスでペースが崩れないように
とにかく慎重にプレイをしている。

と、ホゼは話していました。

だから、浮き沈みがなく常に安定して勝ち続けている、と。

合う、合わないはスペインテニスに
あると思いますが、

本当に強いんです。こういうテニスは。

草トーでもいると思います。

そういう人って
とにかく毎回勝ち上がるんですよね。

だからこそ「合わないから俺はいらない」
という方でも、一度見てほしいんです。

今回は第2弾ですが、前回作を見てなくても
問題ありません。

要らなかったら返品してください。

今のトレンドは「守備力」です。

今、勝っている人の多くは
攻撃よりも「守備が強い人」です。

世界中のプロがなぜジョコビッチを恐れるのか
というと、攻撃ではなく、ミスをしない「完璧なコントロール力」なのです。

 

 

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錦織圭のようになりたければ・・・

From   ホゼ・アルツールより

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(※一部読みやすいように前後の説明を入れて
日本語的に翻訳をしています。)

スパニッシュテニス第2弾
Disc7収録
アタックについて

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質問:

オープンコートへの狙い方で
逆を突くショットが苦手なのですが
何かコツはありますか?

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回答:

特に練習する必要はないでしょう。

なぜならばプロは基本的に
逆には打たないからです。

例えば6:4で空いているスペースが
あれば、必ず6の広いほうを狙います。

ほとんど狭いスペースを狙いません。

プロで逆をつく選手は少ないのです。
彼らは必ずオープンコートに打っています。

多い選手は3~4ゲームで2~3回逆をつきますが
未熟なプレイヤーはもっと多く狙い
自滅するか、相手に簡単に拾われてチャンスを逃がします。

彼らはプロがたまに打つ逆を突くショットが
素晴らしくて、とても綺麗なので
そのイメージばかり追い求めます。

しかし実際は、ほとんどのプロ選手は
逆をつかないです。

錦織選手とフェレール選手の試合は代表的です。
何回もやっていますが、錦織選手は

必ずフェレールをオープンコートに動かして
振り回しながらディフェンスをさせています。

彼(錦織選手)はトリッキーに見えますが
オープンコートを探して打つのがとても上手です。

彼のようになりたければ、逆を突かずに
シンプルにオープンコートに狙う勇気を持つことです。

また、逆を狙わないと、と思う思考の多くが
「アタックがとられてしまうかも」

というネガティブな思考の場合が多くあります。

このような状況の時は、アタックを打つ
時ではないことを知ることも大切です。

アタックは、もっとシンプルに
ウィナーを狙ってとるのではなく、自然にオープンコートに打った
結果、ウィナーがとれてしまうものなのです。

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質問:

ダブルスでも同じでしょうか?

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回答:

ダブルスもシングルスも考え方は同じ。

狭い場所やアングルなどの難しいショットを
狙う思考自体が、ネガティブなケースが多い。

ある一定レベルを超えた未熟な選手の多くは
技術的なミスではなく判断ミスによるエラーが多いのです。

彼らは、自分が相手よりも優位で
アタックできると信じているが、その判断の
ほとんどが間違っています。

テクニックが改善されても、思考が改善されないから
いつまでたってもミスは減りません。

むしろ上達すればするほど強打できるので
ミスの悩みは増えてくる。

賢い選手は「いつでも打てる状況」
で常に相手より優位にプレイをしている。

彼らはいつでも打てる。

それがメンタル的な余裕につながり
相手にプレッシャーをかけるんだ。

ここぞ、の場面ではアタックを厳選して
ピンポイントで猛攻撃してくる。

ジョコビッチやフェデラーが重要な場面で
一気にギアを上げてくるのと同じだね。

もう一度大事なことだから言うね。

私がアタックで教えるのは

本当にアタックできる状況がいかに狭いか。ということ。

これを知ったうえで「いつでも打てるポジションや配球」
相手のテニスを封じ込めるプレースメントを教える。

レベルが上がれば上がるほど
アタックのミスは増えてきて悩みは深くなる。

それは技術が改善されても
頭の中の思考パターンが変わらないから
反比例してミスが増えてくるのさ。

・・・

今回はそのプロが行っている
いくつものノウハウを紹介しました。

 

スパニッシュテニス
アタック編 ディスク7より

 

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フェデラーも基本的には常にワンパターン

From   ホゼ・アルツールより

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(※一部読みやすいように前後の説明を入れて
日本語的に翻訳をしています。)

スパニッシュテニス第2弾
Disc6収録
ディフェンスについて

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質問:

同じパターンの繰り返しだと
相手に読まれているか心配です。

攻め方がワンパターンになってしまうので
どうしたらプロのように
バリエーションが増えるのでしょうか?

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回答:

プロは引き出しをいくつも持っていますが
実際に使用するのはほんのわずかで

ジョコビッチもフェデラーも基本的には常にワンパターンです。

ナダルのセカンドサービスも
錦織のバックのストレートも

他の選手たちはいつ、どのタイミングで
打ってくるかをほとんどの選手は知っています。

サーブは別ですが、その他の所とは
予測は、できているケースが多いのです。

知っているけど、相手はそのパターンの
専門家なので、解決する手段がないだけです。

ウィンブルドンでフェデラーがバックのスライスを打ってくることを
ナダルは知っていますがナダルはバック側に集めます。

予測をされて、先回りされることを
恐れるより、自分の「するべきこと」

を明確にすることが勝負において大切なことを
トッププレイヤーは知っています。

これがディフェンスの基本的な考え方です。

よくないプレイヤーは常に相手がすること
ばかりを考えて不安になっています。

しかし、良いプレイヤーは自分がするべきことを明確に知っています。

ただ相手がどうであっても

「じぶんがするべきこと」

それだけに集中します。

それが試合では一番大切であり一番強いのです。

それができるプレイヤーは
常にやるべきことがクリアで頭の中はスッキリしているのです。

だからミスが少なく
その得意とするパターンでやられたとしても切り替えができるのです。

相手に予想されるとか、ワンパターンであるとか。

ロブを上げてはいけない、
アタックしないと逆に打たれるとか。

そうやって、難しく考える時点で相手のペースに
はまっているのです。

もう一度言いますが、ディフェンスとは
相手がどうするのかではなく

自分が何をするかを明確にすることです。

ロブをあげるとか、スライスショットを打つとか
確率の高いショットを選ぶとか、そういうことではありません。

考え方をクリアにすることで
ミスを減らして、いつでも攻める状況を作るための

特別なアタック以外のボールを
私はディフェンスというのです。

今回はそのプロが行っているいくつものノウハウを紹介しました。

スパニッシュテニス
ディフェンス編 ディスク6より

 

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