精密機械のようなストローク技術

From バレンシアより

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私たちのテニスは、まずミスをしない事が前提です。

だからテニスがとてもシンプルです。

スペインのテニスは最高のディフェンダーだと思っています。

ダイナミックなショットや低い弾道のボールに
観客はエキサイトしますが、実はエラーも非常に多いのです。

テニスはミスが多ければ負けるスポーツであり
それはグランドスラムにおいても同じです。

目に見えたわかりやすいミスは減りますが
私たちの目には、様々な状況下でのミスが積み重なり
1つのエラーに繋がっていることを知っています。

最終的にはやはりミスが多いほうが
負けるのがテニスというゲームなのです。

だからこそ私たちはどの国の選手よりも
フットワークを大事にして、強いフィジカルを身につけ
そしてベースラインを走り回ってファイトします。

まるでマシーン(機械)のような精密さで、私たちは壁になり
ストロークで世界を制するための手段を持っています。

至ってシンプルな戦術だからこそ誰にでもできるため、再現性がとても高く
常にスペインの選手は、世界のどの国よりも
多くのすぐれた選手をトップ100に送りこんでいます。

数あるミスの種類の中でも、ネットミスは
最もやってはいけないミスです。

テニスをするには、三つの障害物を超えなければいけません。

1つ目の障害物はネットです。

2つ目は、コートライン。

3つ目は自分の相手です。

ポイント取るためには、まずは一番簡単な
1つ目の障害物のネットミスでポイントを失ってはいけないのです。

そのためには、ボールをネットより
高いところを狙い、ネットミスをしない事が大切です。

私は毎日選手達にしつこいほど
高い弾道で打つように言います。

リスクを少なくするために、少しでも高く
高く打つように何度も繰り返し言います。

単純なことですが、多くのプレイヤーは
この方法によって勝利を譲ってくれます。

私たちは、誰よりも多く走り、長いポイントをして粘り強く、諦めません。

とても強いファイティングスピリッツを
持っているので、多くの選手は私たちとの対戦を嫌がります。

日本のファンに、そんな私たちのスタイルを
伝えることができたら、何かの役に立てるのかもしれません。

PS

幸い日本にはKEI(※錦織)という
素晴らしいプレイヤーがいます。

私の指導する選手も過去に何度も大舞台で
対戦してきたので、彼のテニスと私たちのテニスを
比較した場面も見てきていると思います。

もしかしたらラッキーな人には彼が行っているアメリカンテニス
攻略のヒントも知れるかもしれません。

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