From ㈱リアルスタイル プロデューサーより
え? どういうこと?
なぜ、リターンをコンパクトに打っていた人が勝てなくなっていくの?
(前回の記事参照:http://spain-tennis.net/?p=220)
リターンはコンパクトに前で打つ。
これが基本でしょ?
なぜ、そのセオリーを破り、
ラケットをブンブンを振り回していた人が強くなったの?
そう思われたのであれば、もう少しお話を聞いてください。
このショートストーリーは、けっして他人事のお話ではありません。
テニスを続ける以上、この先、あなたに起こることかもしれません。
今まで勝っていた相手に、急に勝てなくなる。
そんなことが起きるかもしれません。
いや、もしかして身近に起こっているかもしれません。
思い出してみてください。
あなたの周りにもいませんか?
「あの人は、私と同じくらいのレベルなのに…」
「あの人は、私と変わらない練習頻度なのに…」
「あの人は、私と同じようなサービスなのに…」
「同じようなボレー、同じようなストロークなのに…」
「もしろ、私より下手なはずなのに…」
なぜか、あの人に勝てなくなった・・・
このように疑問に思ったことはありませんか?
結論から申し上げますと、この勝敗の差は、持って生まれたテニスセンスではありません。
運動能力やテニス歴、努力の違いでもありません。
あなたと同じようにテニスが大好きで
空いた時間を使い、熱心にYouTubeやテニス雑誌で勉強しています。
では、なぜ、あの人は、急に試合に勝てるようになったのか?
実力がほぼ同じにみえるのに、試合になると強い人がいるのか?
なぜ、頑張ったら勝てそうな試合で、あなたは負けてしまうことがあるのか?
その違いは、一人が、本能的に「テニスにおけるゲームの特性」に気づいたから。
「プロのように…」という、誰もが追い求めるゴールについて、
致命的な勘違いをしていることに気づいたのです。
「プロのように・・・」の勘違いの謎
・ 錦織選手のようなフォアハンドを打ちたい…
・ フェデラーのようなバックハンドを打ちたい…
・ ジョコビッチなカウンターショットを打ちたい…
・ ナダルように、常にパワフルにスイングしたい…
・ マレーのように、どこに打たれてもミスしないテニスを身につけたい…
・ ワウリンカのような、バックのストレートを打ちたい…
テニスを愛する人なら、誰もが、このような憧れをもちます。
「プロのように打ちたい!」
「攻撃的に、おもいきってアタックしたい!」
と、強く思うものです。
たしかに、プロは常に攻撃的ですよね。
彼らは、わたしたちのように大事なポイントでビビらず
おもいきってラケットを振りぬき、ポイントを取ります。
「気持ちの良いショットで、試合が進む…」
これこそが、わたしたちが憧れるプロの試合です。
ですが、もし、このような憧れが、
勝てる試合を勝てない試合にしている、致命的な理由だとしたら?
・・・
つづく