動けなくなった自分のテニス

From ㈱リアルスタイル プロデューサーより

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昔に比べて、明らかに「届かないボール」が増えた…

短いボールに反応できずに、苦し紛れのスライス。スピンで打てたのに…

相手の深いボレーに、下がれず、合わせるだけの誤魔化しライジングショット。

 

あなたも経験はありませんか?
実はコレ、多くの中上級プレイヤーが抱える悩みなのです。

ある意味、この悩みを抱えている時点で、中上級のプレイヤーということですが…。

そんなあなたが、なぜ、こんなミスをやってしまうのでしょうか?
今さらお伝えすることではないかもしれません。

ですが、復習の意味をこめて、お伝えします。

きっとあなたは、初級レベルではないはず。

きっと中上級以上のプレイヤーであり、知識も経験もあり
「自分のスタイル」があるプレイヤーだと思います。

なぜかというと、初級者は実はあまりフットワークには悩まないのです。

もちろん初級者も「フットワーク」の練習はやりますが
この段階のフットワークは、ボールのバウンドとの「距離感」が合わず

・どこに弾んでくるのかわからない
・うまく打点に入れるように

という目的の悩みがほとんどです。

しかし、あなたのように、経験も知識もある
中上級のプレイヤーのフットワークの悩みはちょっと違います。

それは、「フットワークが悪い」とうっすら感じながらも
いい意味でも、悪い意味でも

 

フットワークを誤魔化せるからです。

 

なぜ誤魔化せるかというと、
あなたには、熟練のテクニックがあるからです。

巧みなスイングワークで、フットワークをカバーする
テクニックを持っているからです。

だからこそ、「最近動きが悪いな」と思いながらも
なんとなく今に至っている、そんな方に、ぜひ見ていただきたいのが今回の新作です。

少しだけ、サンプル動画をご用意しました。



悪いプレイヤーが引き起こす判断ミス

From   リアルスタイルプロデューサーより

IMG_8494「スパニッシュテニス」第2弾
http://www.mlritz.com/link/113/1/164/13/

には特典映像が収録されています。
今日はその特典映像の一部を動画でご案内します。

a. 戦術の組み方
b. 戦術練習の取り組み方
c. ペナルティやポイント
d. 戦術を変えないルール

また「悪いプレイヤーが引き起こす判断ミス」
も紹介しています。

ざっと見ると、プレッシャーが強い時に
よくやっている間違いです…

身に覚えがありますよね?

・2ndサービスで無理に強く打つ
・スマッシュを無理に打つ
・慌ててドロップショットで決めにいく
・足をさぼってライジングで打ってしまう
・スピンではなくスライスになってしまう
・プレッシャーの高い時にサーブアンドボレー
・リターンのコースの間違い

これらの間違いについてもDVDでは1つ1つ紹介しています。
非常に内容が濃いので、驚かれるかもしれません。

ホゼは何度も繰り返し
技術よりも、戦術を教えることに時間を割くと言います。

スペインテニスとはストローク中心に考えられた
緻密な戦術がウリだからです。

だからこそ、大切なポイント、または
プレッシャーを感じている時に

どういうプレイをするべきかの
プレイの選択がとても重要なのです。

多くの若い選手や失敗する選手は
重要な時に複雑なプレーを考えすぎるといいます。

ホゼは、選択を簡単にするために
プレーを1つに絞ってそのプレーだけに集中させます。

そして、重要なポイントの場合には、その一つの戦術に集中することで
安定感が生まれて、その結果スペインのテニスは多くの勝利を生み出してきました。

技術の習得は繰り返し時間が必要ですが戦術は、即効性がありますし
レベルや年齢、性別に関係なく頭を使って勝つことが可能です。

「ああっそこじゃない!」
「なんで、そこに打つんだ!」

こういった選択ミスをなくすだけでも
自分のミスは減り、相手を苦しめることが出来ます。

いくら技術を練習しても、その使い方
を知らなければ結果は同じですよね?

ご自身のミス、じっくり原因を考えてみてください。

技術的なミスですか?
それとも判断や選択などの考え方のミスですか?

考え方や選択のミスに関しては
弊社の教材ではスペインテニスが一番です。

1つづつ、こちらのブログでヒントを拾ってもらればと思います。

 

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【質疑応答】打つコース、バレてもいいのですか?

From ㈱リアルスタイル プロデューサーより

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スパニッシュテニス第2弾
ディフェンス編 Disc6 より抜粋

質問:シンプルな戦術だと
   パターンが読まれるか心配です。

ホゼ回答:

時折、相手が私達の打つ方向を
知っているのではないか?と思う時があります。

しかし、私は、対戦相手が何をするか?

ではなく、自分がすること
クリアにすることを優先します。

選手は常に、何をすべきか、クリアな
アイディアを持って、リスクを取らないで

簡単に、シンプルに
プレーをする事がディフェンスでは重要です。

パターンを読まれても、私達はこのプレーを
パターン化してやり続けるので
相手がそれを崩すことは、とても難しいのです。

フェレール、ナダル、ジョコビッチなどの選手達が
何処にボールを返してくるかを

対戦している選手たちはほとんど知っています。

でも知っていても、相手にとって
難しい場所に打っていくので

結果的に相手が苦しい状況には変わりはないのです。

難しく考えてはいけません。

難しいことをしようとすること自体が、ネガティブなマインドになっているのです。

 

スペイン選手が取り組む、ディフェンス練習のサンプル動画はこちら↓

スペイン選手が取り組むディフェンス練習はこちらのDVDです。↓

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【DVD感想】お客様の声紹介

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兵庫ノアチャレンジャーの出場した時の、ダニエル太朗選手のインタビュー
参照:http://www.toalson.co.jp/ja/  トアルソン

お客様の声
購入商品:
スパニッシュテニス1-4

商品の評価:
★★★★★ とても参考になった

あなたはどんな形でポイントを取るスタイルですか?:
左利きで フォアハンドストロークを軸に戦うプレーヤーです。
最近、年齢と共に体力が落ちてきて回り込むことがきつくなり、フォアだけでは対抗できなくなり、プレースタイルを少しずつ変化させていかなくてはと考えています。

最も印象深かったアドバイス:
いろいろなショットの精度をあげていかなくてはと思いますが、やはり緩急をうまく使う?
特にゆるく浮かないボールですね。
自分のショットを試行錯誤中です。

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購入商品:
スパニッシュテニス1-4

商品の評価:
★★★☆☆ まあまあ

あなたはどんな形でポイントを取るスタイルですか?:
相手の苦手なところにボールを送りチャンスを仕留めるスタイル
自分が打ちたいところにいかない

最も印象深かったアドバイス:
足をこまめ動かす基本を忘れていたのを思い出させてくれた

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購入商品:
スパニッシュテニス1-4

商品の評価:
★★★★★ とても参考になった

あなたはどんな形でポイントを取るスタイルですか?:

結構若い時から足に自信があったので どちらかと言うとストロークで粘って
相手の浮いたボールをバックハンドで決めるスタイルです

悩みは10年ぐらい前に冬場試合で2回戦目にアップが出来なく体が冷えて試合で
浮いたボールを強打した時右肩を痛めなかなか治らず その後どしてもテニスが
やりたくて今は左手でホァを打っている為打つ時に力みが入るのが悩みです

最も印象深かったアドバイス:

試合で強打ばかりではなくディフェンス8割と言う教えがあり クラブに中高生が
いるのでその事を徹底して戦術を考えて練習また試合をやるように指導していて
高校生は同じ高校の一番手になって来て 中学生は最近のu13で三位になりかなり
良い結果が出てきつつあります

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購入商品:
スパニッシュテニス1-4|スパニッシュテニス6-9|スパニッシュテニス5

商品の評価:
★★★★★ とても参考になった

あなたはどんな形でポイントを取るスタイルですか?:
スタイル:自分のサーブではサーブ・アンド・ボレー。自分がレシ-ブのときはリターンからの打ち合い。
悩み:クロスが浅くなると相手に踏み込んでたたかれてしまうこと。せっかくのリターンの勢いがうまく次のショットに生かせないこと。

最も印象深かったアドバイス:
ネット上の高いところを通す。
良いスピンのかかったボールを打つには、十分なテイクバックを準備する。
ダニエル選手のインタビューで「アクセラレーション(加速)を意識」するというアドバイス。
自分も普段から練習で高さのあるボールに取り組むようにしました。

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購入商品:
スパニッシュテニス1-4|    スパニッシュテニス6-9|     スパニッシュテニス5|    スパニッシュテニスダイジェスト

商品の評価:
★★★★★ とても参考になった

あなたはどんな形でポイントを取るスタイルですか?:
チャンスがあれば積極的にボールをコントロールしてネットでポイントを取るスタイル。

フォアハンドに悩んでいる。

最も印象深かったアドバイス:
フルスイングしながら確率の高い弾道でボールを打ち続けること。

ストロークをじっくり打つようになった(無理な展開が減った)

 

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【動画】ナダルのエグいリターン3連発

From ㈱リアルスタイル プロデューサーより

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最終戦に向けて、男子プロテニス界は
マスターズ大会が続きます。

錦織選手は欠場してしまいましたが
スイスインドアでは、久しぶりの決勝の組み合わせ
ナダルvsフェデラーでした。

ジョコビッチの圧倒的な強さがありながらも
やはり人気では、フェデラーとナダルが先行します。

特に今年は不調のナダルが、復調してきています。

久しぶりに、鬼のようなリターンエースと
ババナのような、ポールまわしを見ました。

久しぶりに、見てみたい、という方のために
大会から提供されている、動画をご用意しました。

ビッグサーバーのカルロビッチが
ブレイクアップの5-4で、ナダルにとっては危機的状況でした。

相手は身長211センチの
ビッグサーバー、カルロビッチ。

危機というより絶望にも近い状況でしたが…
なんとナダルは15-15から
目の覚めるようなリターンエースを3連発。あり得ない場面でした。

ヤバい、ですね(笑)

ヤバい、リターンエース3連発動画と
バナナのようなポールまわしをご覧ください。

スペイン選手が取り組む、リターン練習はこちら

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なんだかんだで、勝つ選手と負ける選手

From ㈱リアルスタイル プロデューサーより

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ダニエル太朗くんのテニス。

こうして勝った!という
嬉しいニュースを聞いても

正直、いくら思い出しても
大きな特徴は・・・ 思い出せないんです。

身長こそ高いのですが
身体の線は細く、ビッグショットがあるわけではありません。

だけど、ストロークが粘っこく
最後には勝つのです。

あなたの周囲にもいませんか?

大きな特徴はないけど
いつも勝ってる人。

それが太朗君の印象です。

太朗君は、スペインに来て
コーチのホゼに、徹底して「戦術」を教えられたと言います。

絶対に打ってはいけないコース

絶対にやってはいけないパターン

それを徹底しているだけで
強いボールでなくても勝てることを知ったと言います。

・・

相手のここに打てば、こう打ってくれる。

ここに打てば、相手はミスするか
判断ミスをしやすい。

あそこに打って、次にここに打てば
相手は大抵無理して打ってくる。

この組み合わせパターンを使えば
大体、フォア側に浮いてくる。

・・

これらを追及しながら
今のスタイルがあるのだと言います。

もしあなたが「自分より格下」
と思う相手に負けたり、いつも同じ相手に
やられてしまうのであれば

今すぐにショットは上手くなりませんが

ショットの組み合わせは見直すことができます。

こういう時に、打ってしまう自分の癖。

そういうのを見直すだけでも
いつもと違う結果につながるのかもしれません。

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スペインテニス、わしゃ、好かん。

From ㈱リアルスタイル プロデューサーより

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「スペインテニス、わしは好かん!」

というお客さまもいれば

「コレを待っていたんだ!」

という意見が分かれるのも
スペインテニスの特徴です。

「負けてもいいから一発で決めたい。」
というタイプと

「ミスを最小限に減らしてとにかく勝ちたい」
というタイプに分かれます。

これは相性の問題なので
どちらでもいいと思いますが
誤解のないように1つだけお話します。

先日お客様からのお電話で
(※お客様にはシェア承認済みです)

「わしは常にアタックしたい。ジョコビッチのように!」

と仰っていましたが

ジョコビッチは、完全なスペインテニスの
考え方に当てはまります。

彼のリターン力、カウンター力
ミスをしない鉄壁のストロークなど

どれをとっても非常にレベルの高い
「世界最強のディフェンダー」です。

質が高いディフェンスボールなので
攻撃に見えますが、彼なりに最も安全なボールを選んで

ミスでペースが崩れないように
とにかく慎重にプレイをしている。

と、ホゼは話していました。

だから、浮き沈みがなく常に安定して勝ち続けている、と。

合う、合わないはスペインテニスに
あると思いますが、

本当に強いんです。こういうテニスは。

草トーでもいると思います。

そういう人って
とにかく毎回勝ち上がるんですよね。

だからこそ「合わないから俺はいらない」
という方でも、一度見てほしいんです。

今回は第2弾ですが、前回作を見てなくても
問題ありません。

要らなかったら返品してください。

今のトレンドは「守備力」です。

今、勝っている人の多くは
攻撃よりも「守備が強い人」です。

世界中のプロがなぜジョコビッチを恐れるのか
というと、攻撃ではなく、ミスをしない「完璧なコントロール力」なのです。

 

 

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錦織圭のようになりたければ・・・

From   ホゼ・アルツールより

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(※一部読みやすいように前後の説明を入れて
日本語的に翻訳をしています。)

スパニッシュテニス第2弾
Disc7収録
アタックについて

=====================

質問:

オープンコートへの狙い方で
逆を突くショットが苦手なのですが
何かコツはありますか?

===================

回答:

特に練習する必要はないでしょう。

なぜならばプロは基本的に
逆には打たないからです。

例えば6:4で空いているスペースが
あれば、必ず6の広いほうを狙います。

ほとんど狭いスペースを狙いません。

プロで逆をつく選手は少ないのです。
彼らは必ずオープンコートに打っています。

多い選手は3~4ゲームで2~3回逆をつきますが
未熟なプレイヤーはもっと多く狙い
自滅するか、相手に簡単に拾われてチャンスを逃がします。

彼らはプロがたまに打つ逆を突くショットが
素晴らしくて、とても綺麗なので
そのイメージばかり追い求めます。

しかし実際は、ほとんどのプロ選手は
逆をつかないです。

錦織選手とフェレール選手の試合は代表的です。
何回もやっていますが、錦織選手は

必ずフェレールをオープンコートに動かして
振り回しながらディフェンスをさせています。

彼(錦織選手)はトリッキーに見えますが
オープンコートを探して打つのがとても上手です。

彼のようになりたければ、逆を突かずに
シンプルにオープンコートに狙う勇気を持つことです。

また、逆を狙わないと、と思う思考の多くが
「アタックがとられてしまうかも」

というネガティブな思考の場合が多くあります。

このような状況の時は、アタックを打つ
時ではないことを知ることも大切です。

アタックは、もっとシンプルに
ウィナーを狙ってとるのではなく、自然にオープンコートに打った
結果、ウィナーがとれてしまうものなのです。

=====================

質問:

ダブルスでも同じでしょうか?

===================

回答:

ダブルスもシングルスも考え方は同じ。

狭い場所やアングルなどの難しいショットを
狙う思考自体が、ネガティブなケースが多い。

ある一定レベルを超えた未熟な選手の多くは
技術的なミスではなく判断ミスによるエラーが多いのです。

彼らは、自分が相手よりも優位で
アタックできると信じているが、その判断の
ほとんどが間違っています。

テクニックが改善されても、思考が改善されないから
いつまでたってもミスは減りません。

むしろ上達すればするほど強打できるので
ミスの悩みは増えてくる。

賢い選手は「いつでも打てる状況」
で常に相手より優位にプレイをしている。

彼らはいつでも打てる。

それがメンタル的な余裕につながり
相手にプレッシャーをかけるんだ。

ここぞ、の場面ではアタックを厳選して
ピンポイントで猛攻撃してくる。

ジョコビッチやフェデラーが重要な場面で
一気にギアを上げてくるのと同じだね。

もう一度大事なことだから言うね。

私がアタックで教えるのは

本当にアタックできる状況がいかに狭いか。ということ。

これを知ったうえで「いつでも打てるポジションや配球」
相手のテニスを封じ込めるプレースメントを教える。

レベルが上がれば上がるほど
アタックのミスは増えてきて悩みは深くなる。

それは技術が改善されても
頭の中の思考パターンが変わらないから
反比例してミスが増えてくるのさ。

・・・

今回はそのプロが行っている
いくつものノウハウを紹介しました。

 

スパニッシュテニス
アタック編 ディスク7より

 

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フェデラーも基本的には常にワンパターン

From   ホゼ・アルツールより

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(※一部読みやすいように前後の説明を入れて
日本語的に翻訳をしています。)

スパニッシュテニス第2弾
Disc6収録
ディフェンスについて

=====================

質問:

同じパターンの繰り返しだと
相手に読まれているか心配です。

攻め方がワンパターンになってしまうので
どうしたらプロのように
バリエーションが増えるのでしょうか?

===================

回答:

プロは引き出しをいくつも持っていますが
実際に使用するのはほんのわずかで

ジョコビッチもフェデラーも基本的には常にワンパターンです。

ナダルのセカンドサービスも
錦織のバックのストレートも

他の選手たちはいつ、どのタイミングで
打ってくるかをほとんどの選手は知っています。

サーブは別ですが、その他の所とは
予測は、できているケースが多いのです。

知っているけど、相手はそのパターンの
専門家なので、解決する手段がないだけです。

ウィンブルドンでフェデラーがバックのスライスを打ってくることを
ナダルは知っていますがナダルはバック側に集めます。

予測をされて、先回りされることを
恐れるより、自分の「するべきこと」

を明確にすることが勝負において大切なことを
トッププレイヤーは知っています。

これがディフェンスの基本的な考え方です。

よくないプレイヤーは常に相手がすること
ばかりを考えて不安になっています。

しかし、良いプレイヤーは自分がするべきことを明確に知っています。

ただ相手がどうであっても

「じぶんがするべきこと」

それだけに集中します。

それが試合では一番大切であり一番強いのです。

それができるプレイヤーは
常にやるべきことがクリアで頭の中はスッキリしているのです。

だからミスが少なく
その得意とするパターンでやられたとしても切り替えができるのです。

相手に予想されるとか、ワンパターンであるとか。

ロブを上げてはいけない、
アタックしないと逆に打たれるとか。

そうやって、難しく考える時点で相手のペースに
はまっているのです。

もう一度言いますが、ディフェンスとは
相手がどうするのかではなく

自分が何をするかを明確にすることです。

ロブをあげるとか、スライスショットを打つとか
確率の高いショットを選ぶとか、そういうことではありません。

考え方をクリアにすることで
ミスを減らして、いつでも攻める状況を作るための

特別なアタック以外のボールを
私はディフェンスというのです。

今回はそのプロが行っているいくつものノウハウを紹介しました。

スパニッシュテニス
ディフェンス編 ディスク6より

 

hoze2



ストローカー専用のサービス戦術

まずは全体の80%を占める「安心確実なディフェンスボール」を作ること。

次は、残りの20%である、攻撃力を身につけること。

このシンプルな原理原則こそが、プロのように
プレーするための正しい答えだったのです。

・・・

FROM ホゼ・アルツール

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守備8割」「攻撃2割」という考え方を
理解してくれたなら、本当に嬉しいよ。

でもね、具体的に、この原理原則を試合で活かし、
もっとたくさん勝てるようになるには、何をどうすればよいだろう?

その答えは、とてもシンプル。

1球目の展開だよ。

あなたも、知ってのとおり、テニスはラリーから始まるわけではない。

必ず「サービス」と「レシーブ」があって
ラリーの展開になるわけだが、結論から言おう。

もし、守備8割、攻撃2割のスペインテニスを活かし、試合でもっと勝ちたいのなら、
サービス1本でポイントを終わらせるようなプレーは、今すぐやめて欲しい。

そうではなく、サービスとストロークを
組み合わせるプレーを覚えて欲しいんだ。

スペイン人は、日本人と同じく、体格に恵まれた人は多くない。

だけど、世界で活躍するトップランカーがたくさんいる。

その理由は、体格が理由でサービスを武器にできない弱みを認め、
取れないサービスエースを狙ってミスするリスクを、ゼロにしているからさ。

わたしのこれまでの指導経験から、ハッキリとわかったことだけど、
成績の悪い選手は、自分の力を大きく見せようとするあまり、
1stサービスを思いっきりフラットで打ってしまう…。

スピードを誇示しようとするあまり、
ダブルフォルトも増え、結果的にミスが増えてキープできない…。

このような選手をさんざん見てきたからこそ、
わたしたちスペインテニスは、ひとつの結論に到達した。

それは、「サーブでエースを狙わない」こと。

サーブは、次のストロークで勝負をかけるための
戦略的なサービスが何よりも大切なんだ。

この1球目の「サービスとリターン戦略」がないと、
いくらストロークが良くて、ミスが減ったとしてもラリーにはならない。

つまり、主導権が握れないということなんだけど…

 

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7月23日18:00のリリースにつづく・・・

ティーザー